【高校野球】センバツからタイブレーク制導入!地方大会、夏の甲子園も導入!ルールを徹底解説!
こんばんは、ドララです!
第90回春のセンバツ甲子園大会が3月23日(金)から4月4日(水)までの13日間、開催されますが、この大会からタイブレーク制が導入されることが決まりましたので、タイブレーク制について徹底解説していきます!
目次
タイブレークの意味は?
意味はタイ(同点)のブレーク(壊す)
試合の早期決着を目指して、延長戦で人為的に走者を置く特別ルールである。
タイブレーク制導入の背景
日本高野連は2017年10月、各都道府県にアンケートを行い検討してきた。
地方大会での導入について「各都道府県の裁量に任せるのではなく、日本高野連で決めてほしい」という意見が約3分の2を占めていた。
また、決勝戦は例外にしてほしいという意見が7割以上あった。
「疲労が蓄積している決勝で行わないのは整合性が取れない」という声もあったが、
日本高野連の竹中雅彦事務局長は
「各地区の代表の意見やアンケートを考慮して矛盾するけど心情を重視した」
と説明し、決勝は従来通り延長15回引き分け再試合を実施する事となった。
そして、2018年春のセンバツから導入されるタイブレーク制が、100回を迎える夏の甲子園でも採用されることが決まった。
タイブレーク制ルール
①延長12回までは通常通りに行われる。
②延長13回無死一、二塁から行われる。
③12回までの打順を引き継ぐ継続打順制。
④走者は、12回の最終打者が一塁走者で、その一つ前の打者が二塁走者となる。
⑤タイブレーク制の適用は準決勝までで、決勝は従来通り延長15回で引き分け再試合となる。決勝の再試合ではタイブレーク制が採用される。
延長戦の歴史
引き分け規定が15回に短縮された2000年以降、甲子園の延長戦は春夏で合計131試合ある。
しかし、その中で84%にあたる110試合は12回までに決着している。
そして今回タイブレーク適用となる、13回以上戦ったのは21試合のみとなる。
タイブレークの導入の歴史
高校野球
①明治神宮大会 2011年
②国体 2013年
③春季地区大会 2015年
プロ野球(国際大会)
①北京五輪 2008年
②WBC 2009年以降から
③プレミア12 2015年
今後のその他ルール改定は?
タイブレーク制の導入は、選手の健康管理を考えての方策だが、
「これで終わりということは絶対ない。健康管理のためにと考えると、投手の回数制限なども将来的に考えていかないと。永遠の課題です」
と今後も、過酷日程である高校野球では、回数制限、投球数の制限、休養日の増設などのルール改定の可能性が十分にある。
導入に対する賛否の意見
賛成
「灼熱の中の連投や延長戦で優勝投手となった松坂などを見ても、あの経験から得られた精神力や根性は貴重かもしれないが、若くして故障していては全てが無駄となってしまう。大きく方向転換を考える時期に来ていると思う。」
反対
「延長13回以上の適用では遅すぎる。適用されるケースが少ないので実際には、選手の負担軽減にはならない。球数によってはドクターチェックを入れる事や、休養日を増やすなどした方がよっぽど負担軽減になる」
「決着をつけるんだという延長戦ならではのスリリングな展開が、幾多の名勝負を生んできた。その醍醐味が無くなってしまう」
まとめ
タイブレーク制導入は今になって始まったことではありませんし、実績もあるので導入すべきものだと個人的に思いました。
しかし、高校野球では地方大会から甲子園大会まで過密日程のため、休養日の増設が一番、負担軽減に繋がる上に、「野球」という根本のルールを変える必要もないので、早急に改定してもらいたいと思います。