最多得点チームは、優勝できるのか?【セリーグ編】

 

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 今回のテーマは

 

チーム得点が多いと優勝及び順位に基づく結果」となるのか?

 

ということです!

 

得点が多い方がもちろん試合には有利で勝てる確率は上がります。

 

ただ、打線は水物って言われるように、試合で5打数5安打というように猛打を奮っても、次の日は、ノーヒットというようなことがあるのが野球です。

 

ですので、得点力のあるチームが果たして、順位に直結しているのかどうか?を
2017年も含めた過去3年間の得点数だけを見て検証してみました。 

 

    目次

 

 8月4日時点でのチーム成績を振り返っていきます!

 

セリーグ順位表

 

1位 広島
2位 阪神
3位 DeNA
4位 巨人
5位 中日
6位 ヤクルト


このような順位となっております。
Aクラスは貯金があり、Bクラスは借金があります。

それでは、チーム別の得点ランキングを見ていきましょう!

 

得点チームランキング

 

1位 広島    533得点     99試合
2位 DeNA    406得点  96試合
3位 阪神    380得点  95試合
4位 巨人    347得点  97試合
5位 ヤクルト  339得点  98試合
6位 中日    333得点  99試合

 


このような順位になりましたが、
試合数がばらばらなので、もっと細かく、1試合あたりの平均得点を見ていましょう。

 

1試合平均得点ランキング

 

1位 広島      5.38得点
2位 DeNA   4.22得点
3位 阪神      4.  00 得点
4位 巨人   3.57得点
5位 ヤクルト 3.45得点
6位 中日   3.36得点

 

☆解説


1試合当たりの平均得点ランキングでは、今の順位表と比べ、阪神DeNA 中日とヤクルトの順位が入れ替わっています。
順位通りにはなりませんでしたが、前後の入れ替えというように、大幅な順位変動は見られませんでした。


そこで、1位の広島ですが、
広島の平均得点はすば抜けて高いです。
脅威の平均5得点以上です!
これはセリーグ唯一の記録となります!


5点取れたらもちろん試合に勝てる確率は上がりますよね。
順位が1位というのが納得できます。

 

そして、見てみると気づいたことがありました。

 

貯金を作れるかどうか」のラインです。

 

それは平均4得点以上ということです。


4位の巨人となると、3.57得点と3位阪神の4得点と比べると0.43得点差あるので、4得点近くないと貯金が作れるのが難しくなる可能性があるということですね。
これは、あくまで得点だけで考えた話ですが・・・

 

冒頭で、打線は水物と言いましたし、使用されるボールの質が微妙に変化されることもあるので、1年前と比べて全体的にHR数が増えたり、減ったりすることがあるので、年度別ではどうなのか?を調べてみました。 


参考程度に、過去2年間の得点ランキングも見てみましょう!

 

では昨年のデータからです!

 

【2016年】  総得点・平均得点ランキング(143試合)

 

1位 広島   684得点 4.78得点  

        (チーム順位 1位


2位 ヤクルト 594得点 4.15得点    

        (チーム順位 5位)


3位 DeNA         572得点 4.00得点   

        (チーム順位 3位)


4位 巨人   519得点 3.62得点  

        (チーム順位 2位)


5位 阪神   506得点 3.53得点  

        (チーム順位 4位)


6位 中日   500得点 3.49得点  

        (チーム順位 6位

 

☆解説

 

2016年で見てみると、平均得点1位の広島が優勝しています。
昨年も、広島が2位以下の平均得点を大きく突き離しています。
2016年では、平均得点の4.00点台のラインは関係ありませんでした・・・

 

2位以下は、ばらばらですね!
5位のヤクルトが、平均得点では2位で、2位の巨人が平均得点では、4位という結果になっています。
優勝した広島のように、得点数で大きく突き離さないと、優勝というのは難しいのかもしれませんね。

 

次に、一昨年のデータです!

 

【2015年】  総得点 平均得点ランキング(143試合)


1位 ヤクルト  574得点       4.01得点 

        (チーム順位 1位


2位 DeNA    508得点       3.55得点 

        (チーム順位 6位


3位 広島      506得点  3.53得点 

        (チーム順位 4位)


4位 巨人   489得点  3.41得点 

        (チーム順位 2位)


5位 中日   473得点  3.30得点 

        (チーム順位 5位)


6位 阪神   465得点  3.25得点 

        (チーム順位 3位)

 

☆解説

 

やはり、2015年、平均得点1位のヤクルトが優勝しています!!
ヤクルトは、リーグ唯一の平均得点4点台です!


2015年は、平均得点2位から6位の差は0.3点しか変わらない年でした。
あまり変わらないという点はありますが、6位のDeNAが平均得点が2位となっています。

Aクラスである、巨人と、阪神が平均得点では、4位と6位という結果ですので、2015年は、平均得点が順位には直結していませんでした。

 

参考記録

 

近年の記録では2011年中日は144試合、419得点で得点数最下位です。
そして、平均2.9得点で優勝しています!


上記の検証を裏切るような結果となっています。
さらに、この年は、得点数・打率ともに12球団ワーストであり、優勝しています。
これは、歴史上初の記録であります。

 

野球なので得点をたくさん取れれば勝てるかというのは別になってくるのが分かりますが、最少得点でそれをシーズンでやってみせるのがすごいですよね。 

 

まとめ

 

2017年は平均得点が4.00得点前後でAクラスの分かれ道という結果になりましたが、2016年、2015年は当てはまりませんでしたね。


そして、昨年、一昨年と見てみたところ、平均得点が1位のチームが優勝する傾向にあることが分かりました。


今年の広島の現在、平均得点1位で首位なので、このまま行けば優勝となりますね。
そうすると、やはり最多得点チームは優勝する確率は非常に高くなるということが分かりました!

しかし、2位以下となると、3年分見てみたところ、あまり平均得点が順位には直結していません。
ですので、逆に言うと優勝するなら、他球団を圧倒するような得点力が必要となるのではないでしょうか?
2016年の広島打線と2015年のヤクルト打線は強力他球団を圧倒し優勝しましたもんね!


シーズン終了後に再度、最終的なランキングも作っていきたいと思います!