得失点差で順位は決まるか検証してみた【セリーグ編】

 

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今回は得失点差ランキングです。

 

得失点差が順位に影響しているのか?」を検証していきます!

 

・得失点差がプラスなのに、借金を抱えているチームはあるのか?
・得失点差はマイナスながら、貯金を作っているチームなどあるのか?

 

など調べていきます!

 

前回、前々回と得点ランキング・失点ランキングについて記事を書きました。
気になる方はこちらからどうぞ!

 

得点ランキング 

www.yakyu-datastream.com

 

失点ランキング 

www.yakyu-datastream.com

  

      目次

 

8月7日時点でのチーム成績を振り返っていきます!

 

セリーグ順位表

 

1位 広島    貯金28
2位 阪神    貯金10
3位 DeNA    貯金 4
4位 巨人    借金 4
5位 中日    借金13
6位 ヤクルト  借金30

 

比較するには最新版のデータが必要なので更新しますね!
まずは得点から!

 

得点チームランキング


1位 広島          549得点  101試合
2位 DeNA       414得点  98試合
3位 阪神       390得点  97試合
4位 巨人    359得点  99試合
5位 ヤクルト  344得点 100試合
6位 中日    340得点 101試合


今回も試合数がばらばらなので、もっと細かく、1試合あたりの平均得点を見ていましょう。

 

☆1試合平均得点ランキング


1位 広島       5.43得点  

  (チーム順位 位)


2位 DeNA    4.22得点    

  (チーム順位 3位)


3位 阪神       4.  02得点  

  (チーム順位 2位)


4位 巨人    3.62得点  

  (チーム順位 4位)


5位 ヤクルト  3.44得点  

  (チーム順位 6位)


6位 中日    3.36得点  

  (チーム順位 位)


・首位の広島が平均得点1位でした!
・平均得点では、DeNA阪神が入れ替わり、ヤクルトと中日が入れ替わっています。

 

これは先日と同じ結果となりました。

同様に次は失点です。

 

失点チームランキング(ワースト)


1位 ヤクルト  459失点 100試合  
2位 中日    441失点 101試合  
3位 DeNA    412失点  98試合  
4位 広島    383失点 101試合  
5位 巨人    374失点  99試合  
6位 阪神    355失点  97試合  

 

こちらも同様に1試合あたりの平均失点を見ていきましょう。

 

☆1試合平均失点ランキング(ワースト)


1位 ヤクルト  4.59失点  

  (チーム順位 位)


2位 中日    4.36失点  

  (チーム順位 5位)


3位 DeNA       4.20失点  

  (チーム順位 3位)


4位 広島    3.79失点  

  (チーム順位 1位)


5位 巨人    3.77失点  

  (チーム順位 4位)


6位 阪神    3.65失点  

  (チーム順位 位)

 


・ワースト1位と2位のヤクルトと中日は順位に直結しています。
DeNAが、平均失点4点台ながらAクラス入りしています。
阪神が平均失点が一番少ないという結果が出ました。

 

得失点差ランキング

 

1位 広島     +1.64  

  (チーム順位 位)


2位 阪神     +0.37  

  (チーム順位 2位)


3位 DeNA     +0.02  

  (チーム順位 3位)


4位 巨人    -0.15  

  (チーム順位 4位)


5位 中日    -1.00  

  (チーム順位 5位)


6位 ヤクルト  -1.15  

  (チーム順位 位)

 

☆解説

 

平均得点のランキングや平均失点のランキングでは、順位に変動はあったものの、得失点差ランキングでは、元の順位となりました!!!

 

圧巻の+1点台の広島が首位 貯金28を表す数字ですね!

 

Aクラスが+の数字となっており
Bクラスが-の数字となっています。

 

かなり分かりやすく、Aクラス、Bクラス、貯金が出来るチームか出来ないチームかが分かります。

 

さらに、プラスマイナス0あたりが貯金0に近いようなデータが取れました!


+0.02のDeNAが貯金4 -0.15の巨人が借金4

 

一つ気になったのが中日とヤクルトの得失点差が0.15しかないのに、
借金の差が17もあるということです。

 

得失点差がほぼ変わらないので、本来は借金も同じくらいのはずです。

ということは中日の方が比較的接戦に強いのでしょうか?
いや、中日は55敗中30試合が逆転負けなのでそんなことはないですね・・・

 

となると、さらにヤクルトの方が逆転負けは別として僅差のゲームを落としている数が多いという
ことでしょうか。

 

 

こちらも過去2年間の得失点差ランキングを見ていきましょう。

 

では、昨年のデータからです!

 

【2016年】  得失点差ランキング(143試合)

 

1位 広島   4.78得点 - 3.47失点 

      = +1.31  (チーム順位 位)


2位 DeNA        4.00得点 -    4.11失点 

      = -0.11  (チーム順位 3位)


3位 巨人   3.62得点 - 3.79失点

      = -0.17  (チーム順位 2位)


4位 阪神   3.53得点 - 3.81失点 

      = -0.28  (チーム順位 4位)


5位 中日   3.49得点 - 4.00失点 

      = -0.51  (チーム順位 6位)


6位 ヤクルト 4.15得点   - 4.85失点 

      = -0.7   (チーム順位 位)

 

☆解説

 

得失点差トップの広島が優勝しています!

 

さらに、

唯一のプラスの数値を叩き出しています!
2016年の広島は、最多得点数であり、最少失点数のチームであるので、このような驚異的な数値が出ています。

 

得失点差で2位のDeNAと巨人が順位では入れ替わっています。
得失点差も、0.06しか変わりません。


この年では、巨人が貯金2に対して、DeNAが借金2でしたので、ほぼ誤差と言っていいでしょう。

 

その他も、中日とヤクルトが入れ替わっています。
こちらは、得失点差が、0.19変わり、中日の方がいいですが、最下位でした。
ヤクルトが借金14に対して、中日が借金24でしたので、ヤクルトは派手なゲームで勝ってきたということになりますね!

 

次は、一昨年のデータです。

 

【2015年】  得失点差ランキング(143試合)


1位 ヤクルト 4.01得点    - 3.62失点

      = +0.39  (チーム順位 位)


2位 巨人   3.41得点 - 3.09失点 

      = +0.32  (チーム順位 2位)


3位 広島   3.53得点 - 3.31失点

      = +0.22  (チーム順位 4位)


4位 中日   3.30得点 - 3.52失点 

      = -0.22  (チーム順位 5位)


5位 阪神   3.25得点 - 3.84失点

      = -0.59  (チーム順位 3位)


6位 DeNA         3.55得点 -   4.18失点

      = -0.63  (チーム順位 位)

 

☆解説

 

2015年も順当に、得失点差がプラスでトップのヤクルトが優勝していますし、マイナスでワーストのDeNAが最下位という結果になっています。


得失点差2位の巨人も順位通りです。

 

そこで、面白いのが阪神です。

 

得失点差が-0.59で、DeNAと0.04しか変わらないのにも関わらず、Aクラス入りしているのです!


借金は1ありますが、それでも、このような成績を残せたと考えられるのは、
勝つ時は、接戦で逃げ切り、負ける時は大差で負ける!
このような勝敗の成績でやっていったのだと思います。


勝てる時に全戦力を使い、負けそうな試合では、捨て試合とするということです。
見るファンとしては、負けの時は複雑な気持ちになると思いますが、
年間で143試合戦うペナントレースでは、理にかなっていると思います。
なかなか出来るものではありませんが、戦力が足りない時などはこれをやるしかありませんね。

 

参考


日本では得失点差マイナスで優勝したチームはありませんが、メジャーではあります。

 

2005年 パドレス-42684得点 726失点)で優勝しています。

マイナスで優勝出来るということは、それだけ采配が良いということなので、今後も語られる記録だと思います。

 

まとめ


ほぼほぼ、得失点差のランキングが順位を表すと言ってもいいのではないでしょうか。
当然プラスが多ければ多いほど貯金が増え、マイナスが多ければ多いほど借金が増えます。
しかし、中にはマイナスながらもAクラス入りすることも出来ます。
マイナスで優勝というのも見てみたいですね!

 

こちらもシーズン終了後にまとめていきたいと思います。