最多失点チームは、最下位となるのか?【セリーグ編】

 

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前回は、最多得点チームは、優勝できるのかというテーマでしたが、

今回は、失点数についてです!

 

失点が多いと、当然試合には不利なので、失点が多い順に下位から順位が決まりそうですが、実際はどうなのか検証してみました!

 

今回は、「最多失点チームは、果たして順位に直結しているのかどうか?」を2017年も含めた過去3年間の失点数だけを見て検証しました。

 

 

前回の得点ランキングはこちらからご覧ください。

www.yakyu-datastream.com

 

 

      目次

 

 今回は失点ランキングについてです。


まず、8月5日時点でのチーム成績を振り返っていきます。


現在のセリーグの順位は下記の通りです。

 

セリーグ順位表

 

1位 広島
2位 阪神
3位 DeNA
4位 巨人
5位 中日
6位 ヤクルト

  

失点チームランキング(ワースト)


1位 ヤクルト  453失点  99試合
2位 中日    437失点 100試合
3位 DeNA    403失点  97試合
4位 広島    379失点 100試合
5位 巨人    369失点  98試合
6位 阪神    350失点  96試合

 

試合数がばらばらなので、もっと細かく、1試合あたりの平均得点を見ていましょう。

  

☆1試合平均失点ランキング(ワースト)


1位 ヤクルト  4.57失点 (チーム順位 位)
2位 中日    4.37失点 (チーム順位 5位)
3位 DeNA    4.15失点 (チーム順位 3位)
4位 広島    3.79失点 (チーム順位 1位)
5位 巨人    3.76失点 (チーム順位 4位)
6位 阪神    3.64失点 (チーム順位 位)

 

☆解説

 

ワースト1位・2位のヤクルト・中日は順位に直結しています。


平均失点3位にAクラスのDeNAが入りました。
Aクラス唯一の平均4失点以上です。

 

平均失点4位は首位広島です。平均失点5位の巨人と0.03点しか変わりません。

巨人はBクラス唯一の平均失点3失点以上です。


平均失点6位は2位阪神です。

 

広島・巨人と大きな差はありませんが、セリーグで1番失点の少ないチームなのでAクラス入りは当然と言える数字となります。

 

得点ランキングでは、2017年度は、平均4得点以上とAクラスの分かれ道という結果が当てはまりましたが、失点ランキングでは変わりました。

  

☆打撃力のある2チーム

 

DeNA

 

平均4失点以上でAクラスです。
ただ、打線が良いと言うことで、バランスが取れているので4失点以上でもA    クラスが保てるということだと思います。

 

広島

 

平均失点4位の広島ですが、こちらも打線が圧倒的なため失点でも悪い数字ではないので首位という形ですね。

 

 

そして、

平均失点5位巨人は、失点の少ない割に勝ちに結びついていないのが分かります。

 

 

では、得点ランキングと同様に、失点も過去2年間の失点ランキングも見てみましょう!

  

では、まず昨年のデータからです。 

 

【2016年】総失点・平均失点ランキング(143試合)

 

 1位 ヤクルト  694失点 4.85失点    

        (チーム順位 位)


2位 DeNA   588失点 4.11失点    

        (チーム順位 3位)


3位 中日   573失点 4.00失点    

        (チーム順位 6位)


4位 阪神   546失点 3.81失点  

        (チーム順位 4位)


5位 巨人   543失点 3.79失点  

        (チーム順位 2位)


6位 広島   497失点 3.47失点  

        (チーム順位 位)

 

☆解説

 

平均失点ワースト1位は、5位のヤクルトでした。


平均失点5位の巨人と平均失点6位の広島と平均失点4位の阪神の順位は直結していますね。
その他で気になったのが、2016年も、平均失点4.00失点以上でAクラスのDeNAです!
失点が多少あってもカバー出来る打撃力といっていいのでしょうか。
今度、さらなる打撃力の向上か、投手力の向上が見られると、まだまだ順位を上げられそうでもありますね。 

 

次に、一昨年のデータです。 

 

【2015年】総失点・平均失点ランキング(143試合)

 

1位 DeNA      598失点 4.18失点   

        (チーム順位 位)


2位 阪神      550失点 3.84失点   

        (チーム順位 3位)


3位 ヤクルト 518失点 3.62失点   

        (チーム順位 1位)


4位 中日   504失点 3.52失点  

        (チーム順位 5位)


5位 広島   474失点 3.31失点  

        (チーム順位 4位)


6位 巨人   443失点 3.09失点  

        (チーム順位 位)

 

 ☆解説

 

平均失点ワースト1位がDeNAとなりました。

2017年同様に平均失点ワースト1位が、順位も最下位で直結していますね!


Aクラスの阪神が平均失点では2位。


そして

 

優勝したヤクルトが平均失点3位という結果に!

打撃力でカバーしていたともいえる結果となりました。


2015年は、平均失点数が順位には直結していませんでした。

 

 

参考

 

2001年に近鉄ワーストの745失点で優勝するという記録もあります。


その代り打線がこちらも最多の770得点を記録しました。

完全に打線で打ち勝った年となっております。

 

確かに破壊力があり先に複数点を取ってしまえば、相手に戦意喪失させることも出来ます。
逆にリードの点数が少なければ、最後まで「まだいけるぞ!」と思わせてしまうこともあるので心理的にも得点力が影響を及ぼす力は強いのではないかと思います。


こういった破壊力のあるチームも面白いですね!

 

まとめ

 

検証の予測通りに、

失点も最多失点であれば、最下位になる可能性が上がることが分かりました。

 

ただ、


最多失点ではなく、最多失点に近くない限りは、あまり失点の多さもそこまで大きな順位変動はないものではないかと思います。

 

こちらもシーズン終了後に、最終的なランキングを作っていこうと思います。