打たれ強い投手・弱い投手

 

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この投手チャンスになってもなかなか打ち崩せないなぁ・・・

この投手は、ランナーを出せばチャンスあるぞ!!!
って思うこと多々ありますよね。


そこで今回は、


打たれ強い投手・打たれ弱い投手

 

について調べていきます!!

 

・ヒットは打たれても、チャンスでは打たせていない投手は誰なのか?

・勝負所では比較的、打たれてしまっている投手は誰なのか?

 

追究します!!

 

   目次

参考データ


今回の参考にするデータはこちら

①被打率   (ヒットを打たれる確率)
②得点圏被打率(得点圏でヒットを打たれる確率)

 

計算式は、「被打率-得点圏被打率=差異」です。

 

差異の数値がプラスになり高い投手が打たれ強いということです。


ただ、被打率がそもそも低い投手は、得点圏被打率が少し被打率より高くなると、
マイナスの数値が出てしまい、打たれ弱いという結果になってしまい、
被打率or得点圏被打率が同じ数値の選手でしか比較出来なくなってしまいます。


例 被打率.150-得点圏被打率.200=-.050 となります。

  被打率.300-得点圏被打率.200=+.100 

 

これでは、指標としては成り立たなくなります。

また、被打率と得点圏被打率が全体の平均値よりも低い場合、打たれ強いというかは、
単純に打ちにくい投手となるため、平均値を上回る投手のみで最終結果を出そうと思います。


※今回も規定投球回数を到達した選手のみを対象としています。
(8月16日時点)

 


では、まず被打率のランキングを発表します!

 

被打率ランキング

 

1位  今永     (De).200
2位  菅野     (巨).203
3位  田口     (巨).226
4位  大瀬良    (広).239
5位  岡田     (広).241

↓ ここから平均値を上回る ↓

6位  バルデス   (中).244
7位  マイコラス  (巨).247
8位  野村     (広).251
9位  メッセンジャー(神).255
10位 井納     (De).257
11位 ブキャナン  (ヤ).267
12位    秋山       (神).271

 


1位は、今永(De)となりました!!
先発投手で、一番ヒットを打たれにくい投手ということです。

ちなみに、単純計算の平均被打率は、.241です。
それを大きく下回っていますね!

逆にその数値を上回ると、規定投球回数に乗る投手の中では比較的に打たれているということになります。

 

得点圏被打率

 

1位  田口     (巨).170 
1位  菅野     (巨).170
3位  今永     (巨).207
4位  野村     (広).229
5位  秋山     (神).231
6位  メッセンジャー(中).234
7位  ブキャナン  (ヤ).239

↓ ここから平均値を下回る ↓

8位  マイコラス  (巨).248
9位  大瀬良    (広).275
10位 岡田     (広)   .284
11位 バルデス   (中).299
12位 井納       (De).315

 

1位は、田口(巨)と菅野(巨)となりました!
2割を下回る数値となり、驚異的です!!


得点圏ではヒットを打ちにくい先発投手であることが分かります。
こちらも平均値が.241です。

 

※被打率と得点圏被打率、共に平均値を下回った、今永(De)田口(巨)菅野(巨)は、今回対象外とさせて頂きます。

 

打たれ強いというよりも、とても打ちにくい投手である結果です!!

 

それでは、平均値を上回る投手のみで差異ランキングを発表します。
(上位ほど、勝負強く、下位ほど勝負弱い)

 

差異ランキング

 

1位  秋山     (神)+.040
2位  ブキャナン  (ヤ)+.028  
3位  野村     (広)+.021
4位  メッセンジャー(神)+.021
5位  マイコラス  (巨)-.001
6位  大瀬良    (広)-.038
7位  岡田     (広)  -.043
8位  バルデス   (中)-.050
9位  井納            (De)-.058

 

最も打たれ強い投手は、秋山(神)です!!!


被打率が最下位でありながら、得点圏被打率が低く、ランナーを出しながらも要所を締めるピッチングが出来ているという結果となりました。

 

その正反対に、

 

数値上、最も打たれ弱いのは、井納(De)です。


被打率と得点圏被打率の差が約6分程跳ね上がるため、得点圏では非常に打たれやすい投手であります。

 

注目の選手が2名

 

それは、大瀬良(広)岡田(広)です。


2名とも、被打率は、平均値を下回っていますが、得点圏被打率は平均値を上回ってしまっています。

ですので、ヒットはあまり打たれませんが、得点圏に背負ってしまうと、ヒットを打たれやすくなり、失点しやすくなる投手となりますので、打たれ弱い投手としてあらわせます。

 

ただ、この2投手は、8勝、11勝とそれぞれ勝ち星をあげていますので、
打たれ弱いイメージはないかもしれませんが、データ上このような結果となりました。

 

勝ち星をあげているとあまり、マイナスなイメージは少ないかもしれません。
贔屓している球団のファンでもあまり感じ取れない結果となったかもしれないので、
意外なデータが取れたと思います。