【プロ野球】「日本版チャレンジ」リクエスト制度を解説します!
NPBは2017年11月13日、2018年シーズンからリプレー検証制度「リクエスト」の導入を正式決定しました!
リクエスト制度は、メジャーリーグでは既に導入されているチャレンジ制度同様のシステムです。
そんなリクエスト制度についてまとめました!
目次
リクエスト制度の名前の由来は?
日本ではメジャーリーグのように30数億円をかけて、リプレー検証用に特別のカメラを設置したりするのは日本では難しく、チャレンジという審判に対する表現より、審判とチームが協力し合って正しい判定を求めていくという意味を込め、依頼するという表現、いわゆる「リクエスト」となり決まりました。
適用試合
本拠地開催のオープン戦から実施され、公式戦では地方試合を含めて全試合が対象となります。
リプレー検証の方法
リプレー検証にはテレビ局の中継映像を利用します。
ですので、テレビで私たちが見る映像と同じものになります。
各球場に映像機器を設置して中継映像を録画し、「リクエスト」の際は審判団がその場で録画映像をチェックして判定し、確証のある映像がない場合は、審判団の判断となります。
メジャーのリプレー検証の方法
チャレンジ用のスタジオをニューヨークに建設し、30球場それぞれに7~12台設置されたカメラの映像を一括管理。1日8人の分析担当審判員が各球場の審判員と連絡を取り合い判定を行う。
日本のリクエスト制度
・1試合につき2回のリクエスト権利を得られる。
・延長戦の場合は新たに1回のリクエスト権利が得られる。
リクエスト行使が出来ないプレー
・投球判定(ストライク・ボール)
・ハーフスイング
・自打球
・走塁妨害
・守備妨害
・インフィールドフライ
・審判員(塁審)より前方の打球
・ボーク
メジャーのチャレンジ制度
・試合開始から7回までに1度
・8回から試合終了までに2度
・チャレンジ成功の場合は最高2回を上限とし、再び権利が得られる。
・チャレンジの要請はタイムをかけてから30秒以内に行わなければならない。
・チャレンジを実行してから2分以内に判定が決まらなかった場合は判定は変わらずそのままとなる。
まとめ
メジャーリーグでは、2014年から始まっており、日本も導入したらどうだ?という声は結構上がっていたので、ついに導入となりました!
これで誤審により、ヒットやアウトの間違いや、誤審に対するクレームでの退場というのも減ると思います。
人間がやることなので誤審も含めて野球だ!というのもあると思いますが、常に公正な判断が下されるのであれば、やはり導入は個人的に賛成します。